その煌めきを持ち,天にかざす絢,聚光の果てに,望みは頂上。君の瞳と,鉱石のまたたきと。キューブがそうであるように,新しいiMacもまた,宝石のよう。まるで,イライザ,ホリー,アン王女,ナターシャ,サブリナ…。
パワーマックG4キューブはコンピューターの宝石だ。私は余裕があればいくらでもこれを買うだろう。宝石は人間の虚栄のものであるが,文化的意義もあるものだ。モンブランもロレックスも,メルセデスも,それらは全部道具に過ぎないが,かけがえのない宝石たちである。そして,キューブも,素晴らしいコンピューターであり,本質的には,もっとも素晴らしい宝石といえる。
エメラルドの輝きを持つセージ,ルビーの火を放つルビー,サファイアの灯を宿すインディゴ。ぐっと趣を変えたiMacは,マーケットでも微妙に受け取られているようだ(MacWIRE Onlineの記事)。年配者が目立ち,購入層が広がったという。以前の5色では,タンジェリンはちょっと…,とか,ストロベリーは…,などと,意見もまばらとなっていたが,今回のは,どこにも隙がない,という感じがするがどうだろう。
プライスはよりチープさを増したが,見た目はどうして極上の輝き。まるで,レディへと変わり果てた,イライズの笑顔のようなインディゴ。気高さと子供っぽさ、アン王女が見せた涙の輝きを感じるルビー。勝手気ままさと自由奔放のしぐさが永遠の魅力の,ホリーを思い描かせるセージ。笑う君は,まるでヘップバーン。新しいiMacと,恋をしよう。
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